Happy Days Are Here Again

(富山エッセイ お休み中)zzzz.....


Happy Days Are Here Again

Forget your troubles
Happy days
C'mon get happy
Are here again
You better chase all your cares away
The skies above are clear again
Shout hallelujah
So let's sing a song
C'mon get happy
Of cheer again
Get ready for the judgement day
Happy days are here again.

The sun is shining
All together
C'mon get happy
Shout it now there's no one
The lord is wait to take you're hand
Who can, doubt it now
Shout hallelujah
So let's tell the world
And just get happy
About it now
We're going to the promise land
Happy days are here again.

We're heading cross the river
Sun you case when I'll be gone
There'll be no more from now on
From now on...

Happy days
And just get happy
Are here again
You better chase all your cares away
The skies above are clear again
Shout hallelujah
So let's sing a song
And just get happy
Of cheer again

Happy times!
Happy times!
Happy nights!
Happy nights!
Happy days! Are-here-again!

Judy Garland and Barbra Streisand sing "Get Happy" and "Happy Days Are Here Again"
(この歌のYoutubeのリンクです)

この歌はどんな歌?
ルーズベルトのキャンペーンソングとして使われたこともあるなんて知らなかった。


元気がなくなっている人たちが、再び幸せを感じることができるように。

音楽はいつもわたしたちを救ってくれます。

iTunesで「Songs for Japan」という東日本大震災の復興のためのチャリティアルバムを売っています。日本のiTunesでは1500円のお値段です。全額寄付されます。

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# by eikocampbell | 2011-03-31 05:35 | びっ記〜

1.Fighting with rocks (石との戦い)

 そのころ、私はほぼ毎日、石と戦っていた。相手の石は、2~3cmの小石から墓石に使えるほどの大きさ、機械を使って掘削しなければとてもじゃないけど動かせはしないだろうというものまであった。

 実際、私は「石と戦っていた」が目的は戦いではない、畑作りだ。畑作りと聞けば、農作業のいでたちのお婆さんが、鋤きや鍬を持って畑を耕し、ジャガイモがたくさん収穫できたからといってご近所さんに配っている姿が思い浮かぶ。はたまた、流行のガーデニングをしようと青山あたりの高級ガーデニングショップでポップな柄のついたスコップやスペインあたりから輸入したテラコッタを買い求め、きゅうりやナスといったありふれた種ではなく、ズッキーニやイタリアントマトのような西洋野菜を育て、野良仕事着のかわりにボーダーのカットソー+ジーンズといういでたちで、小洒落た調子で土いじりをしているところが思い浮かぶ。しかし、私はそうではなかった。私が畑を作ろうとしていた場所は、ブッシュだった。

 ブッシュという言葉に馴染みがない方の為に補足をすると、オーストラリアでは、ユーカリの木やその他のオーストラリア独特の草木が混在して生茂る森林をブッシュと呼ぶ。広大なアウトバックを走り抜けるハイウェイの左右に広がっている緑の茂みもブッシュなら、丘に広がる森もブッシュ、住宅集合地の中に点在する森林地帯もブッシュなのだ。原生林もあれば人の手が加わっている林もあり、「以前は牧草地だったけど手入れする人がいなくなってね。ブッシュに戻っちゃったよ。」みたいな所もある。とにかく一度見て、ほらこれがブッシュですよ、と言ってもらわなければブッシュを認識するのは難しいかもしれない。

 話を戻すが、私はウォンバットやワラビーといったオーストラリア独特の有袋動物が闊歩するブッシュを、業者に頼んで20mも高さのあるユーカリの大木や、15mほどの松の木をいくつも切り倒してもらい、さらに木々の下に生え広がっていた腰丈から身の丈もある草木をなぎ倒してもらった元ブッシュを、木の屑や雑草を片付けながらその場所を畑に作り変えようとしていた。つまり小洒落た調子でもなければ余生を楽しんでいるわけでもなく、本気で必死だったのだ。
 2006年12月中旬、私は夫とともに、まあとにかくここからはじめようかと、7mX10mほどのスペースを畑にすると決めた。東向きの緩い斜面は見るからに散らかった様子で私の目の前に広がっていた。取り急ぎ、最低限必要な道具、大きなシャベル、小さなスコップ、土を掘り起こす為にマディックを買った。マディックというのは、片側は平たく幅15cmくらい、反対側は斧のようになっている鉄の塊が太い握り棒の先端についている道具でとても重い。振り上げるだけでも大変な代物だ。夫は平日仕事に行った。私は永住権のビザの申請中で働く許可がなかった。つまり、私が頑張らなければ誰もやってくれないという状況だった。

 マディックを振り上げ地面に向けて振り下ろした瞬間、石との戦いは始まった。
 土より石のが多いんじゃないの?と疑問を抱くほど石が混在していた。土を掘り返そうとマディックを振り下ろす、すると必ずガチンと石に当たる。当たった石が10cm以下なら片手で掴んで放り投げればよいが、それ以上大きい場合は石の周囲の土を掘り起こさない限り石を移動することは出来ない。しかも、石がお行儀良く並んでいるはずはなく、非常にバラエティに富んださまざまな形の石が、さまざまな大きさでランダムに堆積しているのだ。
 先ほど書いたように目的は畑作りで、石と戦ってばかりもいられない。畑を作っていかなければ夢の自給自足生活に近づくことはできない。

 私の畑仕事のいでたちを見て、夫は、 「君、通報されないようにしてね。」と言った。意味がわからず戸惑っていると、更にこう言った。 「テロリストみたいじゃないか。」 失礼な。何処から見ても畑仕事姿じゃないの。上から黒のキャップ(タスマニアは南極のオゾンホールが近いから紫外線が強い、頭とて無防備では危険なのだ)、めがね、白いマスク(花粉症がひどく埃は大敵なのだ)、首にタオル、黒のTシャツ、ジーンズに長靴。そうね、怪しくもないか。
 夫の忠告には耳を貸さず、私は持ち前の血液型O型アンド山羊座生まれの特性を活かし、コツコツと少しずつ少しずつ土を掘り返し石を拾い集めた。計り知れない大きさの石もあった。まるで氷山の一角のように一部を地面に突き出し、土の中に埋まっているのだ。
 朝、夫を仕事へ送り出すと、お隣さんで、私たちの借りている小屋(アパートというよりは小屋だった)のオーナーでもあるチェリー農家のチェリー畑を横切り、急な坂道をあがり、私たちの5エーカーのブロックへ歩いていった。3、4時間、石と戦い、へとへとに疲れて小屋へ戻った。

 二ヶ月後、7mX10mの畑にすると決めた範囲に、畑として使える部分少々と、その周囲に石の山が出来上がった。10mの側に積み上げられた石の山を見て、アイルランド出身のお隣さんメアリーがこう言った。
 「エイコ!すばらしいわ。アイルランドの畑も周囲に石が積んであるのよ。偉いわ、こんなにたくさん石を掘り出して。知ってるわ、石を動かすのって大変なのよね。ここら辺りじゃどこを掘ったって石に当たるんだから。石はまだまだ埋まっているわよ。」
 
 メアリーは大変な褒め上手であったが、現実的な性格の人でもあった。「どこを掘ったって石に当る、石はまだまだ埋まっている」という言われなくてもわかっている事実を実際に口にされ、石との戦いは、まだ始まったばかりなのである、という逃げられない現実に、眩暈のする2月初旬の夏の日であった。



ブッシュ 木をなぎ倒す前
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なぎ倒した後
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# by eikocampbell | 2007-12-12 09:00 | Tasmaniaエッセイ 1-23